『AXESS』第1話「クロスフュージョン!」

放送日:2003年10月4日
 脚本:荒木憲一
 絵コンテ:加戸誉夫
 演出:長澤剛
 作画監督:本橋秀之

 ということで『AXESS』第1話です。
 OPを見れば分かるのですが、電脳空間周りのビジュアルが明るいブルーを基調としたフル3D背景へと大幅に刷新されています。
 ところでOPに映ってるから言うんですが、『AXESS』からのロールのハートスラッシュのバンクめちゃめちゃ可愛いですよね。
 クロスアウトした熱斗にメイルが憩い良く抱き着くカットも、表情とか動きがとても良い……良い……(噛みしめ)。

 科学省に泊まり込んでいる光博士に熱斗とメイルが荷物を届けに行く中、街頭で流れる新型PETのCMでは炎山が「君のハートにプラグイン!」、街中で出くわしたチサオの口からはデカオが今ジャワイ島にいることが触れられます。
 科学省ではクロスフュージョン実験を見学する熱斗達に名人がクロスフュージョンの説明をしてくれます。
 各人の状況も『無印』『AXESS』間で変化しているようです。

 突如科学省を襲った大量のウイルス達によって換気扇が誤作動を起こし、ロックマンとロールが奮戦するものの熱斗達のいるメインルームはどんどん空気が薄くなっていきます。
 1話目からからやり口の殺意が高いな……。

 なんとかウイルス達を退けながらも 何者かによってディメンショナルエリアに覆われた科学省。
 実体化ウイルスに襲われ更に謎のナビ・シェードマンにシンクロチップが強奪されました。
 この時シェードマンが落としたたった2枚のシンクロチップが人類の生命線になるわけですね。

 しかしクロスフュージョンしようとした熱斗を止めようとした光博士、すごく父親の顔だな……とこの歳になってから見ると思います。
 冒険家はどうするのか、とメイルに尋ねられた時に「今回の研究が終わるまで冒険はお休み」と今回で語っているのですが、結局アニメ版で光博士が冒険家に戻ることはありません。
 それが彼が父親として息子に出来ることなんだろうなと感じます。

 ビーストマンに立ち向かうためクロスフュージョンした熱斗。
 初陣ながらクロスフュージョンによって絶大な威力となったチャージショットでなんとかビーストマンを撃退しましたが、意識を失ったまま次回に続きます。

『AXESS』に入ってキャラクターの立ち位置に色々変化があるわけですが、個人的に一番嬉しいのは名人がレギュラー化してくれたことかもしれないです。
 アニメにおいては頼れる技術者であると同時に茶目っ気もたっぷりの、ミステリアスなのに親しみやすさが勝つ男・名人。
 藤原啓治さんの良い声で指令や戦闘管制をやってくれるわけです。
 SFアニメにおいていい声の指令・管制は最大の武器と言っても過言ではありません。
 いい声で何かカッコいいことをハキハキ言ってくれる人がいればそれだけで何でもかっこよさにバフが掛かります。私はそれを『エグゼ』と『エヴァンゲリオン』で学びました。

 今回で名人が触れているのですが、クロスフュージョンは災害救助や宇宙空間への応用を将来的に目標として開発された技術なのですよね。
 原則ディメンショナルエリア内部でしか使えない、シンクロ率が高くなければ使えない、材料が希少でシンクロチップの増産が難しい、更にこの頃はオペレーターの肉体に掛かる負担が大きいと実は結構ハードルだらけの技術です。
 クロスフュージョンという技術に対する考察はちょうどいい考察材料になる回がもう少し先にいくつかあるので、その頃にしようと思います。

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