『無印』第27話「アイドルになります!」

放送日:2002年09月09日
 
 脚本:荒川稔久
 絵コンテ:筑紫大介
 演出:筑紫大介
 作画監督:山本郷

 色んな意味で強烈なこの回。
 フルCG描写のバーチャルアイドル・AKIちゃんが登場します。

「リアルAKIコンテスト」の出場者がさらわれ、熱斗たちはAKIの衣装を着て相手を誘き寄せる作戦に。
 このあまりにガバガバな作戦に敵はあっさり引っ掛かり、アイスマンの「敵のお馬鹿〜!!」という叫びがじわじわきます。
 この事件の元凶はウイルスとそのウイルスに感染したAKIだったので、ウイルス自体が然程高度な知能を持っていないため衣装でしか判定していなかったか、AKIが暴走状態にあったので目につくAKI衣装の人間は無差別で攫っていたのでしょうか。

 しかし人間を余裕で吸い込めてしまう清掃用カートはハード側の安全設計に問題がある。

 そしてAKIちゃん登場の関係か、EDでの3DCG周りのクレジット人数が普段の3倍近いです。

 AKIちゃんの曲「私のハートをインストール」は放送当時音源化されていなかったようですが、放送後に発売された「アニメロックマンエグゼシリーズ ボーカル・アルバム」にボーナストラックととして収録されています。
 作詞は加戸監督です。
 
「バーチャルアイドル」という概念について詳しいことは別で記事を出しますが、バーチャルアイドルという概念が人口にほとんど膾炙していなかった、というか少なくとも小学生には全く浸透していないであろう2002年という時期にバーチャルアイドルをアニメに登場させた『エグゼ』はとんでもなく思い切りが良いと思います。
 一般小学生にもバーチャルアイドル的概念が当たり前に浸透したであろう時期ってVtuberの存在がごく当たり前になった2020年前後の話になってくる筈なので。
 でも物心ついた頃にはVtuberが当たり前になっていたような今の小学生の感覚だと、バーチャル・リアルの隔てなく好きなアイドルは好きと応援していそうな気がしますね……。

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