『無印』第32話「ネットシティ」

放送日:2002年10月14日
 脚本:加戸誉夫
 絵コンテ:阿部雅司
 演出:阿部雅司
 作画監督:足立慎吾、高見明男

 以後のシリーズでも幾度となく舞台になるインターネットシティ、そしてついに謎のナビである「彼」の初登場です。あとゴスペルも出て来ます。

 フル3DCGで描かれたインターネットシティの摩天楼、サイバーワールドの現実世界との異質な感じとディテールの作り込みがバチバチに決まってて今見てもめちゃめちゃかっこいい。
 それにしてもインターネットシティって今見るととてもメタバース的だなと思います。

 ヒグレヤが出店料ほぼ無しでインターネットシティ上に出店してバトルチップのネット販売を行っているのも、個人や小規模商店が気軽にBASEやbooth+に出店して商品の通販やDL販売を行っている現代に通じるものが大いにあります。
 2002年は流石にネット通販は存在していた筈と一応調べたところ、1997年に楽天市場、1999年にYahoo!ショッピング、2000年にAmazonの日本語版がオープン。ちょうどネット通販というものが日本にじわじわと広がりつつあった過渡期の時代です。

日本にネットショップが生まれた1990年代後半。楽天市場やYahoo!ショッピングも誕生 | 通販の歴史 | ネットショップ担当者フォーラム
【ネッ担】第8回:1990年代後半「ネット通販勃興期」

 今回のエアーマンによる綾小路家襲撃、『エグゼ2』にも同様のイベントがあるのですが換気システム破壊による有毒ガス流入と風呂場出入口のロックのコンボは本当に凶悪ですよねえ……。
 別にエアーマンが暴れてなくても停電時とかにこういうトラブルは起こり得てしまうのが全てを電子制御にした場合の恐ろしいところです。

 エアーマンのオペレーターである風吹アラシは現行犯でネットエージェントにあっさり逮捕されました。
 なんだかんだ逃げ切ってみせたWWW四天王とはえらい違いですが、原作ゲームだと生死不明のままエアーマンも含めて再登場もないのでそれよりはマシな気もします。
 ゴスペル幹部捕まりすぎ問題については考えていることがちょっとあるので後で別途考察記事を出します。

 さて、今回からゴスペルが新たな脅威として熱斗とロックマンの前に立ちはだかることになります。
 インターネットシティに佇んでいた謎のナビは何者なのか?
『無印』の物語はシリーズ後半へ向かいます。

 ちなみに今回はめちゃめちゃ珍しい加戸監督「脚本」回です。

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