『無印』第2話「地下鉄大暴走!」

放送日:2002年03月11日
 脚本:荒木憲一
 絵コンテ:土蛇我現
 演出:日下直義
 総作画監督:石原満
 作画監督:池上太郎

 2話です。
 2話にしてアニメ版での事件発生時の定番シチュエーションになってしまう「家電・ロボットの暴走」「電車の暴走」が両方発生します。
 恐ろしい世界です。

 猫型のネズミ捕獲機に噛まれたデカオに対する熱斗の「最近のネズミは栄養がいいせいか随分でっかいな~」という皮肉が切れ味鋭すぎるのですが、熱斗は基本的に悪口の切れ味が鋭いです。
 ただしもっとレスバが上手い人がこの後複数出て来ます。
 
 この回で登場するデンサンタウンはゲームとほぼ同様の景観に、東京の丸の内や銀座を思わせる形でディテールアップがされています。
 
 そして熱斗のトレードマークと言えるローラーブレードが初登場です。
 アニメのOPでも毎回熱斗がローラーブレードで疾走するシーンが挿入されるほか原作ゲームでも屋内外関係なくローラーブレードで移動することになるため大変印象深いアイテムですが、ノーヘルでのローラーブレードは今やったら確実に怒られます

『カードキャプターさくら』しかり、平成のアニメと言えばローラーブレード・ローラースケートみたいなところないですか? 当時流行ってましたからね。

 後半では熱斗とメイルが下鉄の暴走に巻き込まれます。
 まり子先生からバッグを奪って逃げるペットロボットを追い掛けて駅の改札を抜け地下鉄に乗り込む一連のシークエンスは、背景動画と3Dのレイアウトがなかなかイカしているのでじっくり見て欲しいところ。

 また、熱斗とメイルが改札を通過するカットをよく見ると、改札を抜ける際に切符のような紙を改札機に通すのではなく明らかに「改札機にタッチして」乗車しています。
 首都圏でタッチ式交通系ICカード「Suica」が導入されたのが2001年11月なので、これは視聴者目線で非常に新しい技術です。
 アニメ版はこういう実在の最新技術を映像内にさりげなく取り入れて近未来感を演出するのも上手い

 電脳世界での異常に対処するロックマン・現実世界から電車の暴走を止めようとする熱斗という、それぞれの世界での事件対処が並行して描かれるのは映像化ならではと言えます。ゲームだと都度プラグイン・プラグアウトしてプレイヤーが操作キャラクターを切り替える必要がありますからね。

 事件解決後には、メイルが熱斗に抱き着くというアニメ版でお約束となるシチュエーションがこちらも初登場。
 ここでは抱き着かれた熱斗が顔を赤くしているのを、よく覚えておきましょう。

 それにしても今回のボスキャラであるエレキマン&エレキ伯爵、電化製品が日常に必要不可欠となっている社会においては相当な脅威となる筈なのですが、オペレーターのエレキ伯爵がどうにも締まらないのが愛嬌です。やってることは立派な犯罪なんですけどね。

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