同人誌「『XEBECらしく』で行こう!」の紹介

 紹介したいので紹介します。

 アニメ版を制作した「XEBEC」を創業者の一人である羽原信義さんへのインタビューと共に綴った同人誌です。

 こちらのご本を文フリ会場にて購入させていただきました。

 羽原さんが『エグゼ』にあまり関わっていない(原画として劇場版にクレジットされていたりはします)ので『エグゼ』への言及自体はさほど多くないのですが、XEBECが『爆走兄弟レッツ&ゴー!』に始まってコロコロ系ホビアニに長く携わることになったきっかけの話をされていたり、加戸監督の『ゾイド-ZOIDS-』の2Dと3Dを同じ映像の中で扱う制作の流れなどは『エグゼ』にも恐らく通じているものがあり非常に興味深い内容でした。

 劇場版制作当時は劇場版に加えて『蒼穹のファフナー』『エレメンタルジェイド』に社内の作画リソースを費やしていたという話もありましたね。
 ずっと石原さんの絵で動いててめちゃめちゃ作画良いですよね劇場版。
 劇場版のEDクレジットを見ると原画としてXEBECの社内アニメーターが凄い人数クレジットされているのが分かります。

 あと『エグゼ』ではないですが『蒼穹のファフナー』シリーズが好きな方には本当におすすめです。

 文フリ会場では早々に売り切れてしまったようですが増刷を検討中とのことなので、興味のある方はチェックしてみてください。

 続刊も楽しみにしています。

 このブログで感想記事として劇場版の話を出来るのが今のペースだとかなり先になってしまうので、先んじてちょっとだけ劇場版の話をします。
 こちらの同人誌を読んで気付いたことがあるので。

 『劇場版ロックマンエグゼ 光と闇の遺産』(2005年3月12日)、XEBEC制作の劇場用作品としては3本目なんですよね。

 1作目が『爆走兄弟レッツ&ゴー!!WGP 暴走ミニ四駆大追跡!』(1997年7月5日公開)、そして2作目が『機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-』(1998年8月8日公開)です。
『レツゴ』映画がスタジオ立ち上げから2年目で制作された劇場用作品として同人誌内で言及されており、じゃあ『劇ナデ』もそんな時期に作られた作品なんだなあと、なんとなくXEBECの劇場用作品を調べてみたのです。

 そうしたら『光と闇の遺産』はXEBECとしては『劇ナデ』以降7年ぶりの劇場作品でした。

 2000年前半頃のXEBECって普通に作品数多いですし『エグゼ』以外にもホビアニや原作もののビッグタイトルも担当していましたから、直感としては『劇ナデ』と『光と闇の遺産』の間に1、2本くらい作っていてもおかしくないと思うので本当にびっくりしました。

『レツゴ』の方はまだ見てないのですが、『劇ナデ』は映像がひたすら凄まじいです。未見の方にはTV版の『機動戦艦ナデシコ』(1995年)視聴後に是非見て欲しいです。
 『エグゼ』アニメ内でも度々『ナデシコ』のセルフオマージュがあるので、『ナデシコ』は見ておくとちょっとだけ得した気分になります。

 『劇ナデ』は1999年の星雲賞メディア部門を受賞するなど評価も高いです。
 実際のところどうなのかはスタッフインタビュー等の一次資料が無いので分かりませんが、『劇ナデ』以来ならそらこんだけ気合の入った映像にもなるわ……と勝手に物凄く腑に落ちました。

 XEBECの劇場用作品って共同制作の作品を除いてしまうと6本と、そこまで本数多くないんですよね。

 上に挙げている3本以外で私がちゃんと見たのは公開当時に見た『劇場版MAJOR メジャー 友情の一球』(2008年12月13日公開)、2020年代になってから見た『蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH』(2010年12月25日公開)くらいなのですが……あれ、あと残ってるの『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』(2014年12月6日公開)だけだし既に単独制作作品3分の2見てることになるなこれ……。ヤマト2199はTV版(13話まで見た)見終わったら見る予定です。

 そう考えるとXEBECって「TVアニメ」に強かったスタジオなんだなあと思います、作品傾向の都合もあるとは思いますが。
 かといって劇場用作品が弱いこともなく、むしろTV版から何かリミッターが外れた様な映像が飛び出してくるのでやっぱり凄いスタジオだったんでしょうね。
『光と闇の遺産』以外だと私は『HEAVEN AND EARTH』が好きでだいたい年一で見てますし、劇場で見れる機会があったら見に行ってます。

『光と闇の遺産』についてはあまり話すと記事の時に言うことが無くなる恐れがあるので、この映画の執拗なまでの「映像の細やかさ」についてどうしても言いたいポイントを一つだけ。
 スペクトル現象の対応にあたる光博士が高速タイピングをしているシーン。キーボード・ホログラムディスプレイで光博士の指が触れた部分が都度レスポンス発光しているのを見て、指の動きの作画・動画と処理の細かさに最近気付いて作り込みに感嘆しながらちょっと引きました。

『光と闇の遺産』、いつか大スクリーンで見れる機会があったら見たいですね。

コメント

  1. ハチミツボーイ より:

    そういえばエグゼにも意外な形でナデシコのキャラ出てるんですよね…

    • iruka iruka より:

      コメントありがとうございます!
      私がナデシコを見たのはかなり最近になってからなのですが、カメオ出演に気付いた時は本当にびっくりしました……