『無印』第45話「あの月へ行け!」

放送日:2003年01月13日
 脚本:丸川直子
 絵コンテ:どじゃがげん
 演出:日下直義
 作画監督:池上太郎

 熱斗が平穏な日常を過ごす中、ビーフ司令が月面無人基地の調査のため宇宙へ飛びます。
 そんな中でプラネットマンに乗っ取られた月面基地から締め出されて酸素を補充出来ず大ピンチに……ネットエージェントってそこまでやるんですか!?

 偶然か必然か、ネット上に落ちていた謎の映像データからビーフ司令のピンチを知った熱斗達は謎の男・名人の手引きで宇宙開発局からロックマン達を月に送り込みます。

 ここでロックマン達がビーフ司令のピンチを知ったのは、インターネットシティの掲示板に流れて来た動画から。
 掲示板の表面を大量のデータが流れていく表現も面白いのですが、「掲示板に載せられない情報」のデータを掬い上げることで重いデータ=ビーフ司令の動画データを拾うのも面白い表現。
 この「掲示板に載せられない情報」ってなんでしょうね?
 掲示板の投稿に付随するメタデータ的なものなのか、それとも公序良俗に反するなどの理由でフィルタリングされたデータか。

 また、地球と月の間の通信のタイムラグに終始苦しめられるのが今回の面白いところ。
 現実的に考えれば当たり前の話ですが子供向けSFで使うには素朴すぎて割と無視されがちな気がする距離による通信の制約をバトルチップの転送という点できっちり触れています。

 授業中の音読シーンで登場した文章は小松左京の「宇宙人の宿題」であるとEDで引用元のクレジットがされていました。
 平成12年(2000年)の光村図書の小学五年生の教科書に掲載されていた作品です。

平成12年度版(平成12年~平成13年使用)5年 | 小学校編 | 教科書クロニクル | みつむら web magazine | 光村図書出版
あなたが小学生・中学生だったころ、国語の教科書にはどんなお話が載っていたでしょう。各年度版の教科書掲載作品の一覧「教科書クロニクル」で記憶をたどってみませんか。「あのころのわたし」の懐かしい思い出が、よみがえってくるかもしれません。

 「小5の教科書」に掲載されている作品からジャストすぎる作品を引用をするセンス、痺れます。
 
 今回登場したプラネットマンは「余所の銀河から遠い長い時間をかけてこの星(※月面基地)を見付けた」と語る正体不明の存在でしたが、後から地球外ネットナビが出て来たりこの宇宙には明確に別の文明が存在していることを考えると本当にそういった星から来たのかもしれません。
 「宇宙人の宿題」も、原作では『エグゼ4』・アニメでは『AXESS』『Steram』2部作のラスボスとなるあの存在を思い出させる作品ですよね。

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